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Agent 入門第 6 章06 / 08

できたけど、何か物足りない:Agent にもっと上手に直してもらうには

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この章を読み終えると具体的な修正をひとつ頼み、実際のファイルとプレビューで結果を確かめられます。

招待ページが開けました。しばらく眺めてみると、全体は悪くありません。ただ、集合時間がちょっと奥のほうに隠れていて、まるで読解問題です。

Agent に「もうちょっといい感じにして」と頼むこともできます。でもそうすると、色を変えたり、レイアウトを組み替えたり、飾りを足したりと忙しく働いたあげく、時間は元の場所に隠れたまま、ということになりがちです。

そんなときは、大きな形容詞をひとつ渡すより、はっきりした観察をひとつ伝えるほうが役に立ちます。

見えたことを言葉にする

「なんか違う」を、3 つの文に分けてみましょう。どこに問題があるのか、どうなってほしいのか、どこはもう満足しているのか。

たとえば、こうです。「集合時間がページのいちばん下にあって、はじめて見る人は見落としがちです。タイトルの下に移して、文字を大きくしてください。ほかの内容はひとまずそのままで」。

こう伝えれば、Agent は直すべきポイントがわかりますし、ページ全体をリフォームしなくていいこともわかります。あなた自身に本当にそういう希望があるのでなければ、「この CSS プロパティを使って」と付け加える必要もありません。

具体的な修正の依頼がウェブページの集合時間の部分を指し、パソコンとスマホの両方で該当する情報が強調されています。
「もうちょっとおしゃれに」を「集合時間をもっと目立たせて、スマホでもはっきり見えるように」に変えましょう。

小さな修正をひとつやってみる

ウェブページを作ったときと同じチャット(これを Session とも呼びます)に戻って、次の依頼を送ります。

text
既存の weekend-walk/index.html を修正してください。新しいページを別に作らないでください。
「土曜日の午後 3 時」と集合場所をタイトルの下に移して、ひと目でわかるようにしてください。イベント紹介の口調をもう少し気楽にして、友だちを誘うような感じにしてください。大げさなキャッチコピーは避けてください。ルート、持ち物リスト、「サンプルイベント」の表示、今のボタンの移動先はそのまま残してください。
修正したら、スマホの幅で横にはみ出さないことを確認して、ファイルを保存してください。具体的にどこを変えたのか、そしてどの点は私がページを開いて確かめる必要があるのかを教えてください。

作業が終わったら、今のファイルをもう一度見てみましょう。ファイルのプレビューが古い内容のままなら、プレビューの再読み込みボタンを押して読み込み直します。すでに準備したサイトを開いている場合は、「プレビューを更新」を押して新しいバージョンを作る必要があります。古いサイトを再読み込みしても、最新のファイルにはなりません。この 2 つの見方の違いは、次の章で詳しく説明します。

それから、さっきの依頼だけに注目して、ひととおり見ます。時間は見つけやすくなった? 場所もその近くにある? ボタンはちゃんと動く? やみくもにアラ探しをするより、このほうがずっと気が楽です。

直接指さして見せる

「右のあのカード」「2 つ目の小見出し」のように、言葉では説明しにくい場所もあります。そんなときは、ページの上で直接指し示せます。

チャット画面の右側で index.html のプレビューを開き、ツールバーの「注釈」を押してから、直したい要素をクリックします。要素に番号が付き、横の小さな枠にひとことコメントを書けます。たとえば「ここをもっと気楽な一文に」。何か所か続けて印を付けられます。付け終わると、入力欄の上に「注釈 2 件」のような表示が出ます。最後に全体への依頼をひとこと書いて、まとめて送信しましょう。

Agent が受け取るのは、あなたの文章だけではありません。印を付けた要素ごとの位置と内容も届くので、「どの部分か」を苦労して説明しなくて済みます。Agent の返信やテキストファイルの一部を選択して、「会話に追加」で次のメッセージに入れることもできます。

質問してくるのは、行き詰まったからとは限らない

「ページはにぎやかなほうがいいですか? それとも落ち着いた感じがいいですか?」これは、雰囲気をあなたに決めてほしいという質問です。入力欄でそのまま返事をすれば大丈夫です。どちらかを選んでもいいし、具体的なイメージを伝えてもかまいません。「友だちから届いたお誘いみたいに。デパートのセールっぽくはしないで」。

権限リクエストは、また別の話です。画面に「開始したユーザーの承認が必要です」と表示され、決められるのはこのタスクを始めた人だけです。何をしようとしているのか、どこに対してなのかをよく見てから、許可するかどうかを決めましょう。迷ったら「このリクエストをキャンセル」を選びます。雰囲気の質問にはあなたのセンスが、権限の質問には操作への理解が必要です。この 2 つの答え方を混ぜないようにしましょう。

Agent がやろうとしていることが、明らかにこの招待ページの範囲を超えていたら、まず目標を引き戻しましょう。たとえば、今は本物の申し込みシステムは要らないので、そのために個人情報を集めるサービスをつなぐ必要はありません。

うまくいかないときは、現場の様子を伝える

「だめ」だけでは、あなたが不満なことしか Agent に伝わらず、どこに問題があるのかはわかりません。こう言い換えてみましょう。「保存した index.html を開いて、ボタンを押してもスクロールしませんでした。ほかの部分は問題ありません」。

エラーメッセージが出ているなら、その文面も添えます。どの手順で、実際に何が起き、本当はどうなるはずだったのかを伝えましょう。アカウントやパスワードなど、関係のない個人情報を入れる必要はありません。

古いバージョンを開いていただけ、ということもあれば、本当にファイルに問題があることもあります。自分が見ているのがどのファイルで、どのプレビューなのかを先に確かめるだけで、やりとりがぐっと減ります。

止めても、続きから再開できる

方向がずれてきたと思ったら、入力欄の「現在のタスクを停止」を押せます。止められるのは、このタスクを始めた人と Workspace のオーナーです。停止すると、返信の最後に、今回のタスクがキャンセルされたことが書き添えられます。

保存済みの修正は、停止しても自動的に元に戻るわけではありません。まず今のファイルがどこまで進んだかを見てから、次の一手を決めましょう。

  • 方向は合っていて、そのまま続けてほしいだけなら、入力欄が空のときに「タスクを続行」を押します。さっきの進み具合から続きをやってくれます。
  • 方向を変えたいなら、新しい依頼をそのまま書いて送ります。たとえば「色はまだ変えないで、集合時間だけ直して」。

Agent が作業中でも、次の依頼を先にキューへ送っておけます。急ぐときは、キューの「次に実行」を使いましょう。今のタスクを止めて、先にその依頼を処理してくれます。

この小さな修正を終えれば、とても役に立つ習慣がひとつ身につきます。まず観察し、次に具体的に頼み、最後にできあがったものに戻って確かめる。これから紹介ページやチェックリスト、小さなツールを作るときにも使えます。